
要約ってどうなの?
要約を読めば、実際に読書しなくてもいいのかな?
正直、要約のみでは不十分なんだ・・
でも、読書前の準備としては超有能だよ!
近年、要約サービスが増えています。
本当に時短になるの?必要なの?
そう思っている社会人は多いのでないでしょうか。
私自身、「読書は自分で行うもの!」といった謎の信念を持っていました汗
しかし、要約サービスを活用してからは、
- 本の全体を俯瞰する時間の短縮
- 本を選ぶ時間の短縮
- 読書内容の定着率アップ
といった変化が起きました。
つまり、要約サービス賛成派です。
今回は、
なぜ読書にあたって要約が有効なのか、
その理由の解説とおススメの要約サイト比較を行っていきます。
- 要約サービスの効果的な使い方
- おすすめの要約サービスについて
要約サービスの時短使用方法
結論ですが、要約は読書の替わりになりません。
- 実際に映画をみた感想
- 映画のダイジェストをみた感想
どちらが色濃く、記憶に残ると思いますか?
あきらかに後者ですよね。
このように要約はあくまで要約のため、それ単体で読書は完結しません。
自己投資としての読書は、
記憶への定着や内容を理解し行動を起こすことが大切です。
そのための読書サイクルとして
- 読む前の準備をする
- 読み方を知る
- 本で得た知識をアウトプットする
の3点が効果的と言われています。
出典:知識を操る超読書術
要約サービスを活用することで、
この①~②のサイクルを大幅に時短し効率化が図れます。
読書が続かない9割の方が最初の数ページで挫折するというデータがあります。
要約を活用することで、残り1割の読書家になれるとしたら・・・
使わない手はありませんよね?
それでは、活用方法を詳しくみていきましょう
①読む前の準備
人は何か行動を起こすとき、必ず目的があります。
読書が続かない、読書内容が定着しない、
という悩みがある方は、この目的を準備しないあるいは、読書中に忘れてしまう、
といったことが多いです。
目的を準備するためには、
『はじめに』『あとがき』を読み込む
目次を読み、筆者のメッセージや自分の知らない知識を確認する
といった作業が必要です。
しかし、要約を使えばこれらの作業が10分程度で済みます。
目的を持ったまま読書に入れるので、
目的の箇所への注意関心が高まる
といったカラーバス効果も期待できます。
また注意して読むのですから内容もスムーズに定着します。
②読み方
本にはその目的に合わせた読み方があります。
理由は2つ
- 時間は有限であること
- 目的に合わせた読み方で効果が何倍にも高まるため
1つずつ解説していきます。
時間は有限
当たり前のことですが、一日は24時間です。
しかし、何か新しいことを始める際にこの基本原則を忘れてる人がとても多いです。
一日の活動は変わらないのに、新たに習慣を取り入れようとする。
結果、時間が捻出できず挫折してしまう、といった様子です。
対策としては、
何かを始める際には、別の何かをやらないことを選択する
あるいは、スキマ時間でできる内容から始めてみる
といったことです。
今回は、特に後者のスキマ時間でできる内容から始めることを推奨します。
というのも、何かを削って読書を始めるのが効果的なのは明らかですが、
読書の効果や、方法などが成功体験的に定着していない段階で、
ゲームや動画視聴など楽しい時間を削ることはできないですよね。
それがすぐにできる人は、よっぽど意識が高いか、すでに読書好きです。
でも、スキマ時間は見直せばだれでも必ず、5分や10分捻出できます。
そして、その時間で行うよう方法を調整することができれば、
習慣をつけるのにうってつけです。
そして、そのために有効な方法のひとつが
要約なのです。
要約が時短になるポイントは、
全体の俯瞰がしやすい
ことです。
全体をつかんで、自分に必要な箇所を抜き出したら
その部分だけを読みましょう。
という事態を防げて、明らかな時短になります。
しかし、
詳細は本書内にあるため、行動に落とし込むまでの情報として不足しています。
また、考え方の本質をつかむには端的すぎます。
そのため、要約はあくまで読書習慣の入り口や出口です。
要約
↓
本を手にとり、詳細読書
↓
自身でとったメモや要約で振り返る
↓
行動を変える
の流れが理想的。
要約のみで終わってしまう状態は、
プロティンのみ摂取して筋トレしないようなもの
要約を通して記憶定着に結びつけることで行動に移しやすくなります。
本にあった読み方をする
小説は物語ですので、最初から最後まで順によむのが一般的な読み方です。
「面白かった」など感情が湧きあがればそれで目標も達成されます。
しかし、実用書は「ためになった」という感情だけではなく、
知識として定着する、次の行動につなげるといった目的があります。
そのため、その本を読もうと思った動機や悩みが必ずあるハズです。
その目的を達成するために、
- 答えを予測して読むこと
- 自分の体験や知識とつなげて読むこと
- 一部を飛ばして読むこと
- 要約して読むこと
などの方法が効果的です。
これが小説と実用書の読み方の違いです。
こういった効率的に記憶へ定着させる読み方は、
詳細を伝えるとされだけで記事一本分のボリュームになりますので別の記事で紹介します。
要約の効果的な使い方まとめ
繰り返しますが、要約のみでは読書効果は得られません。
しかし要約は本を読むための準備や読み方を知る上で超効果的です。
- 読書の目的がわからない
- 読書が続かない
といった方から
- 読書の記憶定着を効率的にすすめたい
- 沢山の良い本に巡り合いたい
といった、普段実用書を頻繁に読書する方にもおすすめです。
では、次からは実際におすすめの要約サービスを紹介します。
有料サービス比較

まずは有料の要約サービスを紹介します。
有料と無料で、それぞれメリット、デメリットがありますが、
読書習慣を本当につけたいと感じている方は、有料のサービスをおススメします。
費用は発生しますが、
- 本を買ったけど積んだままになっている
- 読んだけど内容が残っていない
- 何を読めばいいかわからない
を解消するナビゲートをしてくれます。
同じ値段でより効果的に知識を得て、行動を変えることができるのなら、
使わない手はないと感じています。
今回紹介するのは以下の4つです。
- flier
- SERENDIP
- BOOK-SMART
- TOPPOINT
flier(フライヤ―)
ダントツでおススメのサービスがこちらになります。
実際に使ってみてよかったと感じた点は以下の通り
flierは私も実際にメチャクチャ利用していますが、
読むことのハードルを徹底的にさげて、
カンタンに読書習慣をつくることを本当に考え抜いているサービスだと感じます。
ちなみに、会員ランクによって価格とサービスが変わります。
- フリープラン 無料の要約コンテンツ20冊程度
- シルバープラン 無料の要約コンテンツ20冊程度+有料の要約コンテンツ5冊/月まで
- ゴールドプラン すべての要約コンテンツ(全部で2800冊程度)
私はゴールドプランを利用していますが、
- 外れ本に出合う確率が下がる
- スキマ時間で気になった本をチェックできる
- 本の内容がわかりやすくなる
といった恩恵があり、価格以上に価値があると感じられています。
KoikinBlog経由で申し込みを行うと、通常2200円のゴールドプランが
⇒10%offの1980円(税込み)で申し込みできます。
要約サービスに興味を持った方は、
一冊本を購入したと思って試しに利用することをおススメします。
きっと読書体験が変わりますよ。
SERENDIP(セレンディップ)
こちらも書籍の要約サービスのひとつ。
対象は個人より法人向けの要約サービスとなります。
良いポイントは以下の通り。
- 分かりやすいカテゴリー分け
- 国内外の書籍について幅広く紹介
- 読みやすいダイジェストや要約
読みたいけど、本が選べないといった人向けな印象です。
- 新着
- 総合ランキング
- 書籍
- 新刊・文庫
- 海外
のカテゴリー分けで国内外の書籍について紹介してくれます。
実際に使ってみて不満に思った箇所は、以下の通り
- 文章は少々堅く、筆者の思いがわかりにくいと感じる
- 要約は文字オンリーなので普段読まない人が急に読むのは難しいかも
- 気になった本の販売経路がAmazonのみ
- 法人契約が中心で少々敷居と価格が高い(年間契約のみ:33000円)
そのため、
- 筆者がどんな考えなのか学びたい、
- 筆者の考えに共感してから本を選びたい
といった人には不向きかもしれません。
勤務先の会社で契約している場合には積極的に活用していきたいですね。
BOOK-SMART(ブックスマート)
「BOOK-SMART」ブック・スマート | 厳選新刊ビジネス本の要約・書評サイト
ビジネスパーソンが「いま読むべき一冊」を厳選し要約で紹介するサイト
2013年より株式会社ゼンブックスが提供しているサブスクリプションサービス。
対象は、
- 忙しくて本を読む時間が確保できない
- どんな本を読めばいいかわかない
といったビジネスマンです。
要約は4000文字ほどであり、10分あれば読むことが可能なボリューム感です。
新しく配信される要約は、メール配信されており
- スマホですぐに確認できる
- そのまま印刷してまとめ読みができる
といった活用もできます。
価格:18000円(税抜き)/年 (2週間お試しキャンペーンあり)
「BOOK-SMART」ブック・スマート | 厳選新刊ビジネス本の要約・書評サイト
TOPPOINT(トップポイント)
「一読の価値ある新刊書と出会える」
のキャッチコピーで新刊100冊から厳選10冊を紹介してくれる要約サービス。
1冊につきA4用紙4ページ程度に要約して紹介してくれます。
もはや、本を選ぶことも行ってくれるため、
「本を選ぶ時間すらもったいない」
と感じている忙しい方には特におススメです。
その反面、
- ユーザーが書籍を選択できない
- ネット閲覧でなく、定期購読誌
といった部分に価値が見いだせない方にはおススメできません。
価格:年間13200円/年
4つの要約サービス比較表
flier | BOOK-SMART | SERENDIP | TOPPOINT | |
価格 | ・フリー 無料 ・シルバー 500円/月 ・ゴールド 2200円/月 | 18000/年 (月額1500円) | 30000円/年 (月額2500円) | 13200円/年 (月額1100円) |
要約数 | 2800冊以上 | 500冊以上 | 3000冊以上 | / |
無料期間 | 7日間 | 2週間 | 2週間 | なし |
音声再生 | 〇 | × | × | × |
無料サービス比較
ここからは無料で活用できる要約サービスを紹介します。
品質や使い勝手は有料サービスに一歩譲りますが、
手軽にいつからでも活用できるという点では、初心者におススメできます。
気になってはいるけど、有料のものはちょっと、、、
という方は無料サービスから活用して読書への一歩を踏み出しましょう。
bookvinegar(ブックビネガー)
bookvinegar | ビジネス書の書評・要約まとめサイト
ビジネス書に特化した書評、要約サイトです。
要約はサクッと読み切れるボリューム感で普段本を読まない人にもオススメできます。
ここで気になった本を衝動的にポチっても目的がハッキリしているから失敗しにくいかも!
書籍の購入販路はAmazonのみなのでその点は注意が必要です。
しかし無料のことを考えると十分のクオリティです。
新刊JP
だれかに話したくなる本の話 – 新刊JP (sinkan.jp)
「誰かに話したくなる」のキャッチコピーにある通り、
メジャーなものよりもマニアックな本の紹介が多いサイトです。
レビューは簡潔で読みやすいく、わかりやすいです。
あまり読まない人の最初の入り口のひとつになるかも!と思えます。
人と違った面白い本読みたい!といった方には最適です。
HONZ(ホンズ)
HONZの特徴として、新刊から3か月以内のものだけを紹介していることが挙げられます。
気になった本の購入販路はAmazon以外にも楽天など豊富です。
無料で色々調べてみたい、新刊を誰よりも知りたい!といった人向けになります。
ブクログ
対象は小説メインです。
小説の読書を通して、共感力が高まるといった研究があります。
自己投資としての読書として、読みやすい小説からスタートするのもありです。
そもそも活字が苦手、文字を読むことを楽しく始めたい!
と言った方におすすめ。
YouTube
活字がそもそも苦手と言った方は、動画を利用しましょう。
- 図解などでイメージしやすい
- ラジオのように音声だけ聞き流せる
といった使い方ができるので文字を読むことがちょっと・・・
と感じているけど読書したい方には、おススメです。
おすすめは沢山ありますが、本日は以下の2つを紹介します。
サラタメ
サラリーマンのためのチャンネルとして人気の「サラタメ」さん。
名著からマニアックな一冊まで、スッキリわかりやすく解説してくれます。
動画を見て気になった本は、すでに全体像を捉えられている状態です。
そこから詳細を読書すると記憶定着の効率爆上がりですね。
中田敦彦
超有名チャンネルですので、紹介は不要でしょうか。
本の紹介のみではないのですが、取り扱っているタイトルについては、
とてもわかりやすく、丁寧に解説が聞けます。
興味関心を引く、話術は流石の一言。
まとめ
今回は、読書効率を高める要約の活用方法と
オススメの要約サービスについて解説しました。
内容をまとめると以下の通りです。
- 要約のみでは、読書は完結しない
- 要約は、読書効率を高める準備や振り返りとして有効
要約サービスを比較した上で、Koikinのおすすめは
有料なら、
- flier(フライヤー)
無料なら、
- bookvinegar(ブックビネガー)
- YouTubeならサラタメさんのチャンネル
になります。
無料でも最初のスタートは切れますが、
有料のクオリティはさすがの一言です。
- 本気で読書から知識を得たい
- これからの行動を変えていきたい
- 新しい習慣をつけていきたい
と言った方に、有料の要約に一度触れてみることを強くおススメします。
注意点としては、要約を読むだけでは読書として不十分ということです。
読書をする意味は沢山あります。
中でも、
- 筆者の考えをトレースして自分の行動を変えるきっかけにすること
- 考え方の本質を学ぶこと
は特に大切です。
そしてこの2つは要約のみでなく、熟読も併せて必要になります。
要約で全体像や自分の興味が引かれる部分をピックアップし、
効率的な読書を行っていきましょう。
ビジネスは時間との闘いです。誰よりも効率的に成長を図って成果をあげましょう。
今回は、以上となります。
今後も読書習慣を身につける取り組みを発信していきます。
読書習慣を身につけて、新しい行動や習慣に取り組んでいきましょう!
ありがとうございました!